こんにちはSMOKERです。
近年ファストファッションの台頭により、「早くて安い」衣料品が主流となっておりますが、昭和50年代に生まれた方であれば「古着」の存在を忘れる事は出来ないはずです。
海外や国内の、昔のデザインや素材の良い衣料品がその時代には真新しいく斬新で、他の人達とかぶらない服を「古着屋」において、買い求めていた事を思い出します。
最近では、めっきり「古着屋」の存在が薄れてしまった世の中ではありますが、それでもリサイクルショップのような形で古着を買い求める事は出来ます。
そんな「古着」といえば、やはりヴィンテージ品ともなれば、かなりの高値をつける「デニム」の存在を忘れる事は出来ないはずです。
同時は、ジーパンやジーンズと呼ばれていましたが、現代では「デ二ム」・・。
おじさん世代には、よく理解出来ない部分もありますが「デニム」の王道といえば、「リーバイスの501」であるのではないでしょうか。
あるアイロンプレス屋社長が、その廃棄直前の「リーバイス501」を大量に買い取り再生させる取り組みをされているのです。
デニム好きには、なんとも嬉しくもあり、出来れば欲しい!と思ってしまいますよね。
では、その取り組みをされている株式会社「ヤマサワプレス」と2代目社長の「山澤亮治」さんとはどんな方なんでしょうか。
山澤亮治社長の人物像。
「ロサンゼルスのある市場で廃棄寸前の大量の“501”ジーンズに出合った。“501”は山澤社長が中学生の時から穿き続けた、思い入れのある一本。そのジーンズがうずたかく積み上がった光景に、使い道を考えるよりも、『何とかしたい』という思いが先走った」https://t.co/SYmhT7zT4s
— WWDJAPAN (@wwd_jp) May 20, 2021
職業:ヤワサワプレス代表取締役。
父親がアイロン職人ということもあり、20歳の時に、アイロンプレス会社を立ち上げたという「山澤亮治」社長でありますが、アイロンがけのプロとして全国でセミナーなどを行うほかに、店舗に出向いてディスプレー商品のアイロンがけなどといった活動もされています。
また一流ブランドのファッションショーも担当された事もあり、数千万円の服をSPに囲まれながらもアイロンがけをした事もあるアイロン王子でもあります。
現在では、サステナブル(自然環境に配慮した行動)という世の中の流れや課題を重視し、デニムプロジェクトやヴィンテージプロジェクトを立ち上げ、中学時代から履いてきた「リーバイス501」などの廃棄ジーンズの再生などにも取り組んでいるカッコイイ方でもあります。
私自身も高校生の時から履いている「リーバイス501」をボロボロになりながらも2本所有しております。30年近く経ちますがまだ現役として活躍する素晴らしいデニムでもあります。
「山澤亮治」社長の活動には、今の世代の人達とは少し違う思い入れがありますので、是非頑張って頂きたいですね。
ヤマサワプレスはどんな会社。
クラウドファンディング残り9日になりました。
今日もここからスタートです。プロジェクトへの参加宜しくお願いします!#levis501 #remake #sustainable #sdgs #crowdfunding pic.twitter.com/LLU0Khp49Q
— YAMASAWAPRESS (@yamasawapress) May 18, 2021
東京都足立区にある「ヤマサワプレス」さんは、アパレル製品のアイロン仕上げや検品をなどを主とする会社であります。
簡単に言いますと、販売される前の洋服をアイロンがけする専門店でもあり、国内なレディースカジュアルメーカーの約80%のシェアをされているのだそうです。
中々表立って出てこない、どちらかといえばアパレル業界の裏方的な会社ではないでしょうか。
しかし、こういった会社があるからこそ、私達消費者に素敵で綺麗な洋服達が届けられている事が改めてわかります。
「山澤亮治」社長は、アイロンは家事ではなく、ファッションと言います。アイロンが使える人が本当のオシャレとお話しされていますが、正しくその通りではないでしょうか。
着こなすだけがオシャレやファッションではありませんもんね!さすが社長の言う事は違います!
《株式会社ヤマサワプレス》
住所:〒121-0061
東京都足立区花畑1-8-15
電話:03-5242-8377
web:http://yamasawapress.jp/
伝統のアフリカ布を使いアフリカの母親を支援!
廃棄直前のデニムとの出会い。
POP UP
明日、最終日です。#upcycle #levis501 #ヤマサワプレス #oneofive #Heartvintage #annaut #malibushirts #wacloth pic.twitter.com/er9f0xvPXB— YAMASAWAPRESS (@yamasawapress) June 18, 2021
山澤亮治社長は、アパレル市場の縮小が続き、あおりを受けた「ヤマサワプレス」の経営にも影響があり、次の商売の柱を探す旅をされていたのだそうです。
2019年にアメリカのロサンゼルスに訪れた山澤亮治社長は、古着の仕入れ業者に教えて貰った「捨てられる寸前のリーバイス501」に出会ったといいます。
山澤亮治社長が大好きなリーバイス501だっただけに、もったいないと思いショートパンツの切れ端から、穴のあきや汚れで、欧州や東南アジアでも引き取り手のなかったデニム達、3万5000着を買い取ったのだそうです。
どんな形であっても、デニムであれば何にでも再生出来るはず!と思ってしまう世代なのかもしれません。そのくらいリーバイス501への思い入れは、私達昭和生まれの人間にはあるのでしょうね!
山澤亮治さんの呼びかけによって、古着屋オーナーの「金子邦夫」氏と”渋カジ”カルチャーを作り上げてきた「河原拓也」さんによって設立された「One-o-Five DENIM TOKYO」のデニム達には魅力しかありません。
《One-o-Five DENIM TOKYO》
web:https://105xx-tokyo.com/
1点1点が職人による!他に1つとない1点もののデニムが満載!
アップサイクルとは?
単なる「リサイクル」とは違い、創造的再利用とも呼ばれ、副産物や廃棄物、役に立たないものや不要な製品を、より良い品質と環境価値の新しい材料もしくは、製品に変換するプロセスの事を指すのだそうです。
ものに溢れた時代になったからこそのプロセスでありますが、昔では当たり前に行われていた事、または、ものを大事に扱っていた頃を思い起こし次世代に繋げて行かなければならないと改めて感じます。
いかがだったでしょうか。
再生やリサイクルは勿論大切な事ではありますが、それ以前にもう一度、ものを大切に扱う、そしてものを長持ちさせるといった事も、考えて行かなければならない時代になったのではないでしょうか。
未来ある子供達に対しても、もっと深くものの大事さや、使い捨てではならない扱い方を教育して行かなければならないですよね。
最後までお付き合い頂きありがとうございます。
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