こんにちはSMOKERです。
世の中には様々な「アート(芸術)」がありますよね!
まだまだ知らない「アート」があり、「見て」「聞いて」「感じる」あらゆる技法や表現に驚かされる事が多々あります。
普段気にせず使っているものでも「アート」として表現されると、別のものとしての世界を見出してくれる事もあるのではないでしょうか。
例えば、小さいな子供が牛乳パックやトイレットペーパーの芯で作る工作も立派な「アート」かと思います。
そんな身近な文房具として使われる「消しゴム」のアートを作り出す女性がいるのです。
消しゴムをはんこに見立て、美しいアートを作り出す「田口奈津子(たぐちみつこ)」さん。
その女性らしい表現は見る人を魅了します。
それでは「田口奈津子(たぐちみつこ)」さんに迫ります。
田口奈津子さんのプロフィール。
1978年京都府京都市出身。 42歳(令和2年現在)。
作家名:naco
アトリエ:ATELIER NACO
職業:消しゴムはんこ画家。
学歴:神戸大学工学部建設科卒業。
小さな頃から絵を書く事が、大好きだったという「田口奈津子」さんは、幼少期をスウェーデンで過ごされたそうです。
図鑑をお手本にしたり、庭に出てスケッチしたり、クロード・モネの絵を模写したりしていたそうです。
しかし、絵画の道に進む気は一切なく、大学では建築を専攻し、建築士として会社勤務。
会社勤めの先輩が、趣味で彫っていた「消しゴムはんこ」に魅了され、見よう見まねで始めたのがきっかけとなりました。
以外に安易な経緯からこの「アート」を始められたようですね!
その後、消しゴムはんこや切り絵など、アナログな手法と繊細なデザインで、広告や文具、雑貨プロデュースや、店舗装飾など、趣味から本職へと変更されたようです。
自分がハマった事が職業となり、活動の幅を広げていくといったように、自分のしたい事が仕事になるのは素敵ですよね。
消しゴムはんことは?
手毬の消しゴムはんこを押しているところです。
(動画、もうちょっと上達できるよう頑張ります!)#消しゴムはんこ #押し動画 #田口奈津子 #手毬 pic.twitter.com/3Txb1ohpqW— 田口奈津子*消しゴムはんこ (@naco_hinata) January 22, 2019
その名の通り「消しゴムで彫ったはんこ」の事。
木版などの素材より身近で、簡単に始められる事から一部の人達の間で、ブームとなっているようです。
しかし、「田口奈津子」さんの消しゴムはんこは、一味違います。
いくつものはんこパーツを重ねて、ひとつのイメージを完成させるようで、枠線を作り、枠内を塗るような単純な重ね押しではなく、繋ぎ合わせていく事でアートが作られて行くといった感じです。
田口奈津子さんの作品。
グラデーションや陰影・透明感が特徴的な田口さんの作品は、最初に押したはんこからいくつも色を重ねて作られる見事な作品です。
田口 奈津子さんの投稿 2019年1月22日火曜日
田口 奈津子さんの投稿 2019年3月14日木曜日
田口 奈津子さんの投稿 2019年5月6日月曜日
田口奈津子さんの個展。
会場の雰囲気をカメラマンさんに撮っていただきました♪
このカメラマンさん、実は10年前の一番最初の著書でお世話になった方で、懐かしい話で盛り上がりながらの撮影は幸せでした😍https://t.co/rr86KfyY3X
明日明後日の18日(土)・19日(日)は10時半~17時まで滞在予定です#消しゴムはんこ #座高円寺 pic.twitter.com/aEbBWmJc0s— 田口奈津子*消しゴムはんこ (@naco_hinata) January 17, 2020
Twitterで再生回数218万回などの反響を受けた作品は、人々に多大な影響と衝撃を与えました!
田口奈津子さんの個展は、2020年の1月に「季節を紡ぐ消しゴム版画展」として行われました。
DMハガキが無くなってしまったので、新しく作りました。前回のはギャラリーが作ってくださったものだったのですが、今回は私が作りました☺️ぜひぜひ持ち帰ってくださいませ!#消しゴムはんこ #座・高円寺 pic.twitter.com/V4VmQhTQT4
— 田口奈津子*消しゴムはんこ (@naco_hinata) January 26, 2020
次回の個展は、まだ未定となっておりますが、今まで何度も開かれていますので、今のコロナの状況もあるかと思いますが、押さえておきたい個展かと思います。
是非、生で「田口奈津子」さんの作品を見てみたいものですね!
同じ文房具の丸シールで作る「アート」
田口奈津子さんの繊細な技法。
すずらんの #消しゴムはんこ
ふと、細かい模様を重ねたくなって、こんな感じに♪
すずらんらしくないですが、
めちゃくちゃ楽しかったーーーー😊✨35版35色使用#消しゴムはんこ #はんけしくん #アトリエナコインク #バーサクラフト #アートナイフプロ #印刀曲 pic.twitter.com/fF4hafdxmh
— 田口奈津子*消しゴムはんこ (@naco_hinata) September 2, 2020
田口奈津子さんの作品は、ただ単に消しゴムを削った版を押すだけではありません。
木版画や銅版画の中心の「板院展(ばんいんてん)」においても消しゴムはんことして賞を受賞するほどの作品を出されています。
※板院展とは、日本版画院が主催する版画作品の展覧会。
ひとつひとつの版は、細かな作業と繊細な表現をされていますが、その版と多彩な色を混ぜ合わせたコントラストが非常に美しく、手間が掛かった「アート」として表現されています。
1版の消しゴムはんこだけでも美しく表現されますが、その版の数が増えるほど、見せ方や作品の深みが増してくるのではないでしょうか。
また女性ならではの、柔らかさや優しさが作品からとても伝わってきます。
中には、木版画などでは表現出来ない、消しゴムはんこだけの表現方法もあるとの事で、版画界の革命作品と言ってもよいのではないでしょうか。
田口 奈津子さんの投稿 2019年5月20日月曜日
いかがだったでしょうか。
普段何気なく使っているものでも、視点を変えれば、沢山の人達に感動をあたえる「アート」として生まれ変わってしまう。「田口奈津子」さんは、そんな事を教えてくれているようですね。
今後も消しゴムはんこ画家「田口奈津子」さんと「消しゴムはんこアート」には注目です。
最後までお付き合い頂きありがとうございます。
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