こんにちはSMOKERです。
日本の伝統芸能の一つでもある「落語」。
ひとりで何役も演じ、語りのほかは身振り・手振りのみで物語を進め、扇子や手拭いを使ってあらゆるものを表現する日本独特の演芸であります。
表現力がとても豊かな落語家さん達は、どんな分野でも活躍されていますよね。
伝統芸能といえば、どうしても男性ばかりの世界と考えてしまいがちではありますが、落語の世界では女流落語家として活躍されている方もおられます。
一般人には落語といえば、あの超長寿番組の「笑点」を思い浮かべる方も多いかと思いますが、その「笑点」にも出演経験のある「春風亭ぴっかり☆」さんが気になり調べてみました。
では「春風亭ぴっかり☆」さんとはどんな方なんでしょうか。
春風亭ぴっかり☆さんのプロフィール。
1981年5月13日東京都出身。 39歳(令和3年3月現在)。
職業:女性落語家。
本名:高橋由佳。
学歴:実践学園高等学校卒業。
尚美ミュージックカレッジ専門学校。
春風亭小朝氏に弟子入り後、二ツ目に昇進するやいなやで、2012年の「NHK新人演芸大賞(現新人落語大賞)」でいきなりの決勝進出まで果たしてしまった「春風亭ぴっかり☆」さん。
愛くるしい容姿で、落語家になる前は女優としても活躍されていたのだそうです。
小さい頃はミュージカルが好きで宝塚の「涼風真世」さんのファンでもあり、AKB48のオーディション(第1期)の最終審査まで残る逸話や「大人AKBオーディション」にも最終審査まで進出するなどのご経験もお持ちです。
異色といえば、異色ではありますが、何事も芸の肥やしというように、落語に役立っているのではないでしょうか。表現者にとってはこの上ない糧ですよね。
落語家になるきっかけは?
子供の頃から舞台を観るのが好きだったという「春風亭ぴっかり☆」さんは、ミュージカル女優を目指していたと言います。
しかし、20代前半のときに、もっと舞台の勉強をしようと、歌舞伎や狂言・落語などの日本の伝統芸能を観に行ったのがきっかけなのだそうです。
表現する事に関して根本は一緒ではありますが、洋から和へ180度の方向展開もまた面白いですよね!
落語を観た時には、噺(はなし)に夢中になって引き込まれたと言います。噺家が語り出した途端にその情景が浮かんだのだそうです。
話芸だけでそれだけの世界を紡ぎ出す事に感動をおぼえ、落語家になる事を決意したようです。
伝統芸能である「舞子・芸子」の「京舞井上流」の五代目とは!
春風亭ぴっかり☆さんが坊主!?
現在では女性落語家もある程度の人数がおられるようですが、「春風亭ぴっかり☆」さんが始めた当初は10人ほどしかいなかったそうです。
しかも楽屋は完全な男社会でもあり、食べ物の量も男性と一緒で、10キロくらい太ったといいます。
重い荷物であっても男性と変わらずの作業であるため、化粧もしなく、勿論女子更衣室などもなく過酷な環境であったのは間違いありません。
そんな状況下であった「春風亭ぴっかり☆」さんは頭も坊主にし、男着物を着て修行を五年ほど続けられたのだそうです。
女性の命でもある髪の毛を捨ててまで、落語に取り組む姿には、本当に好きでなければ出来ない事が伝わってきます。しかし、自分の好きな事を仕事にする事はとても素敵ですね。
修行を五年頑張り「二ツ目」に昇進してからは、化粧や好きな髪型が解禁になり、女着物も着られるようになったそうで、かなりの開放感だったようですが、それよりもプロとして落語をやらさせてもらえる事の方が幸せを感じる「春風亭ぴっかり☆」さんであります。
本当に心の底から落語が好きな事がわかりますし、そこまで好きになる物がある事に羨ましくもあります。
笑点出演や活動は?
アメブロを投稿しました。
『手相の追加情報☆』#アメブロ #春風亭ぴっかり☆#島田秀平
https://t.co/Jcn1i6fAIm— 春風亭ぴっかり☆ (@s_pikkari) January 29, 2021
平成24年度「NHK新人演芸大賞」本選出場。
平成28年度「NHK新人落語大賞」本選出場。
令和02年度「NHK新人落語大賞」本選出場。
笑点特大号「若手大喜利」。
噺家が闇夜にコソコソ。
新春!お笑い名人寄席。
実力もさることながら、テレビ出演やラジオなどでの活動も多数されております。
落語家としての活躍しながら、女優業の活動もされており、明治座「ふるあめりかに袖はぬらさじ」の舞台(主演大地真央)や、沖縄国際映画祭出品作品「耳かきランデブー」では主演を務めれるなど、女優としての一面も持っています。
女優としての所属事務所が「東宝芸能」という事もあり、演技の方も魅力的で実力があるのでしょう!
いかがだったでしょうか。
落語の世界ではまだまだ「春風亭ぴっかり☆」さんのような女性落語家は珍しいでしょうが、今後の活躍によっては、もっとたくさんの女性落語家が観れるかもしれません。
伝統芸能はおいて男性社会の伝統も継続されていますが、是非女性の活躍の場も広げて行って欲しいですね。
最後までお付き合い頂きありがとうございます。
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