こんにちはSMOKERです。
東京2020オリンピックも盛り上がりを見せ、選手達の奮闘には、感動や感激そして希望を感じられているのではないでしょうか。
全世界の選手達が「金・銀・銅」のメダルを獲得を目指し、全てを投げ打って鍛錬を積み重ねる姿には、大会は勿論のことそれまでのストーリーも忘れてはいけませんよね。
さて、今回はそんなしのぎを削り合い獲得を目指す「メダル」を収納する「ケース」であります。
各競技に「メダル」は3つしかありませんが、一生の宝として大切に保存する為にも、収納「ケース」も大切ではないでしょうか。
どんなに価値あるものでも、収納するものによって見栄えが違います。
では、そんな東京2020オリンピックのメダルを収納する「ケース」をデザインされた「吉田真也(よしだしんや)」さんの作品がとても素敵なのです。
日本でしか作れないほどの精巧な技術と藍色が特徴的なデザインを作り出した「吉田真也」さんとはどんな方なんでしょうか。
吉田真也さんの人物像。
IFDAが1年遅れでようやく発表に。
プロトタイプ開発して頂いたカンディハウスさんに感謝です!無事に読書のときに腕までサポートできる大柄で彫刻的な椅子となりました。
引き続き製品化までアップデートしていきます。
INTERNATIONAL FURNITURE DESIGN COMPETITION 2021https://t.co/RYfWbSezbD pic.twitter.com/MU67KBt9KO— 吉田 真也 / Shinya Yoshida (@syds_sy) June 16, 2021
1984年生まれ千葉県八千代市在住。 37歳(令和3年現在)。
職業:プロダクトデザイン。
幼い頃から手を動かすことが好きだったという「吉田真也」さんは、高校卒業後に自動車整備士として地元の工場で働いていたといいます。
車の部品の設計やデザインの面白さに魅了されて、23歳の時に退職し、デザインの専門学校にて勉強に励まれ、2012年には自宅に個人事務所を設立されるまでとなります。
整備士からデザインと、全く異なる仕事からのチャレンジをされる「吉田真也」さんの行動力には驚きであり、羨ましくもあります。やはり思いたったら即行動出来る方であればあるほど、成功への近道なのかもしれませんね。
個人事務所設立後は、技術力に定評のある家具メーカー「山上木工」(北海道津別町)と取り引きするようになり、同年齢の同社専務とも意気投合されたそうです。
その後、五輪組織委員会が公募したメダルケースの製造委託契約に「山上木工」と共に応募!
そして、デザインと高度な加工技術が評価されることとなったのです。
メダルを持っていなくても、思わず記念として欲しいと思わされるほどの「メダルケース」は、何とも柔らかい雰囲気と、飽きのこない藍色がとても素敵です。
吉田真也さんデザインのケース。
東京2020オリンピックのメダルケースをデザインしました。北海道津別町 人口4400人の小さな町の数名の職人が全て手仕上げで5000個強を製造しました。アスリートの力強く美しい姿と一緒に大会を支えた職人達の美しい仕事も是非多くの方に知っていただければと思います #TOKYO2020 #Olympic #medalcase pic.twitter.com/yqQ02uYKx9
— 吉田 真也 / Shinya Yoshida (@syds_sy) July 30, 2021
直径12センチ・厚さ6センチで重さは350グラム強となっております。
木目が浮き出た深い藍色であり、思わず手に取ってみたくなります。
しかも、ケース本体とフタにそれぞれ磁石が埋め込まれ、磁力によりフタを閉じる仕組みで本体の底部がカットしてあるため、メダルを入れたまま飾ることも出来てしまう優れものであります。
レプリカのメダルを入れて飾っておいても記念として素敵です!
オリンピックのデザイン以外にもメダル収納として販売して頂きたくもあります。
メダルケースの素材は?
今まで、メダルケースがここまで注目されることはなかったのではないでしょうか。
木の柔らかい雰囲気と木目、藍色には何か日本人の心をくすぐるものがあるように感じます。
また、使われている木材は100年後・200年後も品質が維持出来て木目の美しい「タモの木」が使われています。
しかも、タモの木は100%純北海道産であり、素材は全て国産であります。
吉田真也さんの作品は?
2014,15年とフランスとイタリアで展示した木の照明。青物横丁にあった浅田電球浅田さんの遺作。手作りの綿フィラメント(エジソン電球)が生み出す最高に暖かな灯りだった。ちょうど最近店舗で使いたいと問い合わせが有った。必要な人に必要なだけ生産する時代なのか、、久しぶりにプロトタイプと対面 pic.twitter.com/qmwXKn2jIn
— 吉田 真也 / Shinya Yoshida (@syds_sy) June 21, 2021
溶けた氷や水面に揺れる川底のように、透明なものに映し出される景色には人々が心を奪われる不思議な魅力がある。このマテリアルもただのアクリル板だが、単純なルールが故に加工のクオリティと現象の美しさが際立っている。 pic.twitter.com/wlF0SWPior
— 吉田 真也 / Shinya Yoshida (@syds_sy) June 20, 2021
シンプルなのに高機能な作品が特徴のデザインばかりであります。
お部屋に絶対に合う作品ばかりですよね。
吉田真也さんの経歴。
2009年からデザインコンペなどで受賞経歴のある「吉田真也」さん。様々なデザインの展覧会で出品・受賞などされています。
2017年 Milano Salone Satellite 2017 出展。
2017年 HUBLOT DESIGN PRIZE 2017 ノミネート。
2018年 Milano Salone YMV in Super Studio 出展。
2018年 MATERIAL DESIGN EXHIBITION 2018 出展。
2019年 Milano Salone Satellite 2019 出展。
2019年 ELLE DECOR Young Japanese Design Talent 2019 受賞。
2020年 毎日デザイン賞 2019 ノミネート。
2021年 国際家具デザインコンペティション旭川 2021 ファイナリス。
いかがだったでしょうか。
大きな舞台で活躍された選手達のために、たくさんの関わりある人達が活動をされています。
今回の東京2020オリンピックまで、あまり注目を集めてこなかった「メダルケース」にこんなにも濃縮された技術とデザインがあった事には驚かされました。
今後の「吉田真也」さんの新たなデザインにも注目し期待して行きたいですね。
最後までお付き合い頂きありがとうございます。
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