こんにちはSMOKERです。
何か趣味を見つけて没頭してみたい気持ちになったことはないでしょうか。
または、新たな取り組みをしてみたいけど中々踏ん切りがつかないと悩んでしまう方もおられます(まさに私がそうです)。
何かきっかけがあれば、突如ものごとに没頭することが出来るかもしれないとは思ってみても、それではほとんど前に進むことはありません。
しかし、ある事がきっかけで、50歳を越えてからのチャレンジで難易度が超高度のピアノ曲「ラ・カンパネラ」を演奏出来るまでになった方がおられるのです。
その方は普段のり漁師として働きパチンコで負けた事をきっかけにピアノを始めた「徳永義昭」さんであります。
何ともきっかけが面白い方でもありますが「徳永義昭」さんとはどんな方なのか迫ってみます。
徳永義昭さんの人物像。
漁師の徳永さんがピアノで「ラ・カンパネラ」を演奏した結果!! #徳永義昭 #カンパネラ https://t.co/QZFJqcbfca pic.twitter.com/twD5Eks1OT
— じんのすけ@ネットサーフィン見聞記 (@netken_jin) February 3, 2020
1960年佐賀県出身。 61歳(令和3年現在)。
職業:のり漁師。
40年以上漁師として有明海でのり養殖されているという「徳永義昭」さんは、2012年の春からピアノを始められたそうです。
奥さんがちょうど音楽大学卒でピアノ教室の講師をしていることもあり、奥さんのピアノを借りて練習を始められたと言います。
しかし、楽譜も読めない上に漁師で鍛えた指の太さに上手く鍵盤をたたけない悩みがあったようです。
奥さんからも絶対に無理とまで言われ反対されたが、「YouTube」をみながら1音ずつ指の動かし方を覚えていたったのだそうです。
1日数時間から、熱中しすぎて12時間も練習することもあったようで「徳永義昭」さんのピアノに対する情熱ぶりが伺えます。
しかも、その練習ぶりを50代にして「YouTube」にアップするなど、クリエイター気質もお持ちであります。
練習を初めて7年ほどたった頃には難曲「ラ・カンパネラ」をマスターされ、全国各地の小中学校からの演奏依頼が舞い込むほどになったようです。
私もピアノにチャレンジしたことがありますが、思うように指が動かず、子供達に下手と言われた恐怖体験を思い出します・・。
プロのピアニストでも口を揃えて1番難しいとされる曲「ラ・カンパネラ」をマスターされる事には、相当な努力をされない限り無理なことはあきらかであります!
ピアノを始めたきっかけ。
52歳からピアノを始められた「徳永義昭」さんではありますが、始めたきっかけが本当に安易であります。
何と2ヶ月で70万もパチンコに負けた事が始まりなんだそうです。
2ヶ月で70万も負けるほどのお小遣いがある事自体驚きではありますが、手元の現金が無くなった事に反省されている時に、たまたまテレビで「フジコ・ヘミング」さんが難曲の「ラ・カンパネラ」を演奏されている姿を見た時に、演歌好きだった「徳永義昭」さんは、クラシック音楽の繊細な響きに衝撃を受けたのだそうです。
そこで弾かれていた「ラ・カンパネラ」をどうしても演奏出来るようになりたいと心から思ったことがきっかけとなりました。
東大卒でピアニスト兼YouTuberの挑戦。
フジコ・ヘミングさんとの出会い。
独学で難曲「#ラ・カンパネラ」を習得したノリ漁師の #徳永義昭 さんが、憧れの #フジコ・ヘミング さんと共演しました!👏👏👏「失神しそうなくらい緊張していた」夢舞台の様子を取材しました🎹🖊️ #西日本新聞mehttps://t.co/whtU71eUkS https://t.co/Hucp2NJakj pic.twitter.com/kiUgfek9aA
— 西日本新聞me (@nishinippon_dsg) April 20, 2021
始めはテレビで見た「フジコ・ヘミング」さんとの出会いではありましたが、なんと「フジコ・ヘミング」さんの公演に招かれて、本人の前で演奏をされるまでに!
約1700人の観客と憧れの世界的ピアニスト「フジコ・ヘミング」さんの前での演奏はどんな気持ちだったのでしょうか。
一度テレビ番組では、共演されているようですがさすがに「フジコ・ヘミング」さんの公演のホールでの演奏は全く状況が違いますもんね。
きっかけがパチンコの負けでありながらここまでになってしまう「徳永義昭」さんの努力には、本当に頭が上がらない気持ちであります!
演奏曲「ラ・カンパネラ」とは?
「ラ・カンパネラ」とはイタリア語で「鐘」の意味があるそうで、元々はヴァィオリンの為の楽曲なんだそうです。
あまりの演奏技術の高さに「悪魔に魂を売り渡した」と言われるほどの「鐘のロンド」をフランツ・リストがピアノ用に採譜・編曲した曲が、現在の「ラ・カンパネラ」なんだそうです。
いかがだったでしょうか。
きっかけはともあれ、7年もの歳月をかけてマスターするまでとなった「徳永義昭」さんの努力には、今の時代に足りていないものを教えられたように感じます。
しかし、好きでなければそこまでの取り組みは出来ないはずです。何かをきっかけにそこまで好きになれるものが見つかるのは素敵ですよね。
最後までお付き合い頂きありがとうございます。
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