三絃司きくおか初代・河野公昭が作る三味線。作品や経歴・打宝音とは?

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こんにちはSMOKERです。

 

日本で伝統的に使われてきた「和楽器」というと何を思い浮かべるでしょうか。

 

和琴・和太鼓・三味線に尺八と様々な「和楽器」があります。

 

最近では、「和楽器」ばかりを使ったバンドなどで注目を集めていますが、やはりその中でも目立った存在でもある「三味線」には魅力を感じてしまう方も多いのではないでしょうか。

 

今は亡きあの「志村けん」さんもその三味線の魅力に取り憑かれたひとりでもありました。

 

では、そんな「三味線」を作る人達にはどんな方がおられるのでしょうか。

 

ある三味線職人の中に、伝統工芸の常識を覆し、今までとは異なる新たな「三味線」を作り出している職人さんがおられるのです。

 

三絃司きくおか初代「河野公昭(こうのきみあき)」氏であります。

 

どんな方なのか気になってしまうはずです!では「河野公昭」氏とはどんな方なんでしょうか。

 

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河野公昭氏の人物像。

 

1958年東京都台東区出身。 63歳(令和3年現在)。

 

学歴:日本大学商学部商業学科卒業。

 

職業:三味線職人。
   三絃司きくおか代表。

 

母親が「三味線」をやっていて、たまたま修理に持っていく事があったという「河野公昭」氏でありますが、初めて「三味線」の修理の工程をみて面白いと感じたのだそうです。

 

また「三味線」の独特の音にも興味を惹かれ、音を作ることの素晴らしさに気づいたといいます。

 

決まった音を出すには「三味線」の皮の素材選びや引っ張り方で、引っ張ってみないとわからない未知の世界に夢中になったのだそうです。

 

元々モノづくりが好きだった「河野公昭」氏は演奏者よりも、作り手を選んだといいます。

 

「三味線」が売れなくなり、どんどん業界が衰退していく中で、どうしたものかと考えていた「河野公昭」氏は、新しい「三味線」作りに取り掛かり「小じゃみチンドン」という、常識を覆す小さな「三味線」まで作ってしまいます。

 

誰もが簡単に作れて弾ける「三味線キット」で、学校教育の一環としても使って貰えたらと考えていたはずが、シニア層に人気を博したのだそうです。

 

今後は、国内だけではなく海外に向けても「三味線」を発信していきたいという「河野公昭」氏ではありますが、遅からずその考えは叶うのではないでしょうか!

 

三絃司きくおか工房の詳細は?

 

三味線に関する木材や皮をインド、東南アジア、中国、台湾より直輸入している三味線専門工房。

 

三味線キット教室も行い、修理や制作まで手掛け、本格DIY三味線まで発案・制作し三味線の普及に務める工房でもあります。

 

《三絃司きくおか》

住所:〒124-0014
   東京都葛飾区東四つ木1-7-2

電話:03-3936-5501

web:http://www.syamisenya.jp/

 

海外から来た琵琶修復師。日本の伝統を守る!

 

河野公昭氏の経歴。

1983年 浅草の三味線職人の元で下修行。

1987年 26歳の時に独立開業。

2003年 葛飾区伝統工芸士に認定。

2014年 東京都優秀技能者受賞。

2019年 東京都知事賞を受賞。

河野公昭氏の作品。

 

和と洋を組み合わせた「三味線」から、自宅にいながら簡単に作れてしまう「三味線キット」など本当に斬新で型破りな「三味線」を考案し、新たな「三味線」の魅力を引き出してくれています。

 

もっと敷居の高いと感じた「三味線」が「河野公昭」氏によってぐっと身近に感じられるのではないでしょうか。

 

 

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三味線から生まれた「打宝音」とは?

 

東京都知事賞も受賞した「打宝音(だほーん)」。

 

なんとも斬新な形とフォルムですが、この新たな楽器?装置?を「河野公昭」氏は手掛けております。

 

本来の「打宝音」の用途としては、打つこともでき、ホーンスピーカーなんだそうです。

 

楽器でもあり、音響装置でもある「打宝音」でありますが、三味線の胴の部分をモチーフに、三味線では皮が貼られている上部には、三味線にも使われている「唐木」や「花梨」などの木材が使用されているために良い音を生み出すようです。

 

デザイナーである「八嶋正実」さんと「河野公昭」氏そして「小澤諒」さんとのコラボ作品であります。

 

現代であってもまだまだ新たな楽器が生み出されているですね!しかし斬新な楽器&音響装置であります。

 

いかがだったでしょうか。

 

衰退していく伝統工芸に新たな取り組みや考案で盛り返しを計る「河野公昭」氏でありますが、職人としての技術としてだけではなく、マーケティングにも優れた方ではないでしょうか。

 

これからも新たな「三味線」の魅力を出し続け、世界に「三味線ブーム」を巻き起こして欲しいですよね。

 

最後までお付き合い頂きありがとうございます。

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