こんにちはSMOKERです。
お祭りや縁日では欠かす事の出来ない屋台には、人それぞれ子供から大人まで思い入れがあるのではないでしょうか。
金魚すくいに射的・わたあめやくじ引きなど年齢に関係なく楽しみが一杯の屋台には、誰しもテンションが上がるのではないでしょうか。
最近では、昔に比べ規制が厳しくなり屋台の数も減っているのが残念でありますが、それでも実際に訪れてしまうとついつい財布の紐が緩くなってしまいます。
さて、そんな屋台の中でもついつい目に付いてしまう「飴細工」には思わず立ち止まってしまう方も多いのではないでしょうか。
まるで生きているような金魚や可愛いキャラクターを目の前で作って頂ける「飴細工」には歳に関係なく心踊らされる気持ちになってしまいます。
飴細工職人による細かな生き物やキャラクターの再現には驚かされますよね。
そんな「飴細工」を作る若き匠の「手塚新理(てづかしんり)」さんという方がおられます。
独学で「飴細工」を学び、進化した「飴細工」の作品を作り続ける「手塚新理」さんとはどんな方なのか気になりますよね。
では「手塚新理」さんに迫ってみます。
手塚新理さんの人物像。
1989年千葉県出身。 32歳(令和3年現在)。
学歴:木更津高等専門学校卒業。
職業:飴細工師・手塚工藝株式会社代表。
物心ついた時から、遊ぶおもちゃは「工具」だったという「手塚新理」さんでありますが、おもちゃを「買う」のではなく「作る」といった環境で育ったのだといいます。
ご両親の面白い教育方針ではありますが、かなり理に叶った教えですよね。私の娘も幼少期から物作りを常にしており「手塚新理」さんと似たような感性があるのでは!と考えてしまう親バカです。
話しがそれてしまいましたが、小学生にして「ものづくりの世界で生きていく」と決めていた「手塚新理」さんは、高等専門学校で「機械科」に入学しましたが、全く別の世界「花火師」になる事を決意。
もう勉強の末、アルバイト先の花火店に就職し、花火師で生きて行くのかと思いきや、1年で退職。
海外製の安い花火で、質より量の世界になりつつある花火業界に、職人魂が許さなかったようです。
心からものづくりにこだわり、精魂込めてものを作りたいという生粋の職人気質なんでしょうね。
今の時代には少なくなってしまった、本物の職人ではないでしょうか!
その後無職となった「手塚新理」さんは、自分の進むべき道を考えた末に、父親が祭の時に言った何気ない一言「飴細工でもやれば?」を思い出し、いっきに「飴細工職人」の道に突き進んでいったのだそうです。
「猪突猛進(ちょとつもうしん)」といった言葉がぴったりな方でもありますね。
2013年に24歳にして、浅草に飴細工のお店「アメシン」を開業し、2015年にはスカイツリーにも出店と日本だけに留まらず、世界からも注目を集め、技の披露のオファーが来るまでの逸材になります。
業種が変わったとしても、ものづくりに対する姿勢は何事にも変えがたいものである事を教えてくれるような存在でありますよね。
飴細工師になるには?
飴細工職人になるには、特別な資格や学歴は必要ないようです。
飴は90℃まで温め柔らかくして、冷え固まるまで数分で形を作り終えないといけないほどの熟練が必要となるそうで、飴は一切削り落とすことなく、ハサミ一本で切り込みを入れ形を形成していきます。
「手塚新理」さんの元にも弟子が9名修業しているといいます。昔ながらの弟子入りをして技術を鍛錬していく事が、「飴細工師」になる方法であるのではないでしょうか。
世界が注目の革靴の修理職人。
手塚新理さんの作品。
元々「飴細工」は、鳥のモチーフが多かったのだそうですが、今ではたくさんの種類の生き物やキャラクターまで存在します。
しかし「手塚新理」さんの作る「飴細工」には、本当に「飴」!と思わされる作品ばかりで「ガラス細工」と見分けがつかないものばかりです。
アフリカ象の飴細工です🐘
オーダーを頂きお作りしました。
アメシンの棟梁、手塚新理の作品です。 pic.twitter.com/Z2Vs1sbWDo— 浅草 飴細工 アメシン (@candy_ameshin) March 21, 2021
【営業時間変更のお知らせ】
2021年1月27日より当面の間、
東京スカイツリータウン・ソラマチ店は11〜19時までの営業となります。
ご不便をお掛けしてしまい、大変申し訳ございません。お買い物はネットショップもご利用頂けます🚚是非ご利用下さい。https://t.co/uHI6WiL6z3 pic.twitter.com/mZEBjeeaaT
— 浅草 飴細工 アメシン (@candy_ameshin) January 26, 2021
これらが甘く美味しい「飴ちゃん」だとは中々想像つきにくいですよね!
正に芸術品といって良いのではないでしょうか!
手塚新理さんのお店。
2010年から「飴細工アメシン」として全国各地で製作実演や体験教室、オーダーメイドを手掛けてきた「手塚新理」さんのお店「浅草飴細工アメシン」。
《花川戸店》
〒111-0033
東京都台東区花川戸2-9-1堀ビル1F
電話:080-9373-0644
営業時間:10:30~18:00
定休日:木曜日。
web:http://www.ame-shin.com/member/
《東京スカイツリータウン・ソラマチ店》
〒131-0045
東京都墨田区押上一丁目一番二号。
東京スカイツリータウン・ソラマチ4階。
営業時間:10:00~21:00
定休日:休館日に準ずる。
いかがだったでしょうか。
まるで生きているような「飴細工」を作る職人「手塚新理」さんの作品達には、食べるという概念がなくなってしまいます。
見た目だけでは無く、味も絶品な事は間違いないのでしょう。
今後も伝統の「飴細工」とともに、アートとしても世界中に知れ渡っていって欲しいと願います。
最後までお付き合い頂きありがとうございます。
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