こんにちはSMOKERです。
ビジネスマンには欠かす事の出来ない「革靴」。
ビジネスシューズに限らず、ブーツやデッキシューズなどカジュアルな服装にも持ってこいのアイテムですよね。
スニーカーにはない、履けば履くほどの味わいは修理や手入れをしっかりしておけば何十年も履き続ける事が可能です(サイズが変わらなければ)。
最近では物に溢れ、壊れたら捨ててしまうといった傾向にありますが、やはり昔のように壊れたら修理をしてまた使うといった世の中に戻していかなければならないのではないでしょうか。
物を大事に使うといった文化が薄れた世の中で、もう一度見直し、物を大事に使う事の大切さを改めて教えていかなければと考えます。
そんな中でも、革製品でもあり「革靴」においては、必需品として大切に扱う物に1番当てはまるのではないでしょうか。
革靴を磨き、靴底が減ったら修理をし、また新たに靴を蘇らせる事の出来る靴屋さんには、かけがえのない哀愁があるります。
ある靴屋の2代目店主「村上塁(むらかみるい)」さんも、靴の老舗「ハドソン靴店」を継ぐ靴屋の1人でもあります。
昔ながらの靴店「ハドソン靴店」と2代目店主「村上塁」さんとはどんな方なのでしょうか。
村上塁さんの人物像。
1982年神奈川県横浜市出身。 38歳(令和3年現在)。
テレビで見たオーダー靴を作る職人に憧れて、大学を中退してまで、靴の専門学校に通った「村上塁」さん。
始めは靴の修理を専門ではなく、手縫いの靴作りをしており、各パーツを靴に仕立てる「底付」という最終工程を専門とする職人であったそうです。
素人の私には「靴を作れるなら、修理も出来るのでは?」と思ってしまいますが、靴は完全に分業の世界。新品を作るのと修理するのでは技術も道具も全く違うのだとか!
新しいものは失敗しても作り直せるが、修理は依頼人にとってかけがえのない一足であるため、とても神経を使うのだといいます。
私も以前お爺さんから貰った革のブーツを大事に修理をして履いておりました。人それぞれの思い出がある靴となると相当なプレッシャーがありますよね。
靴職人として浅草の靴メーカーで働いていた「村上塁」さんでありますが、その後師事してい先代「佐藤正利」さんが亡くなると、2代目として「ハドソン靴店」を引き継ぎました。
今では、ただの修理だけではなく、他店で断られた複雑な修理も行え、手縫いの靴を作る技術を活かして、修理ではなく「リメイク」するといった新たなスタンスで靴に向き合っているのだそうです。
ハドソン靴店の歴史。
使い込まれ手入れされた
天然皮革の美しさはプライスレスhttps://t.co/KB89OaIe89#革キュン#ハドソン靴店 #村上塁#日本タンナーズ協会 pic.twitter.com/tJ4lMqjaaq— あんどうたつお。 (@tatsuo_a) December 16, 2020
1961年「ハドソン靴店」は、創業者「佐藤正利」さんによって設立された靴屋であり「村上塁」さんによって靴の修理工房と変貌を遂げます。
先代の「佐藤正利」さんは、元首相の「吉田茂」氏などの重鎮や、錚々たる著名人の靴を作り続けた「靴の神様」と呼ばれていた名人だったそうです。
そんな偉大な靴店を引き継ぐほどの技術を持つ「村上塁」さんも現代の名人といっても良いのではないでしょうか!
現代の名工が作る匠の布団。
靴の修理の価格。
靴の状態や程度にもよるのでしょうが、修理の工程のほとんどが手作業で行われている「村上塁」さんの靴の修理。
修理価格は受付時に見積もりをされています。
・オールソール(靴底全体交換)¥40000〜
・バンドソーンのオールソール ¥80000〜
価格は決して安くはありませんが、そこには計り知れない価値があるのではないでしょうか。
ハドソン靴店の評判は?
現在では日本屈指の技術を持つとされている靴修理職人の「村上塁」さん。
ハドソン靴店を引き継いで10年になるといいます。年間1500以上の靴の修理をされ、海外からの靴の修理依頼もあるのだそうです。
どんな靴にも対応できるように、革の部材を数100種類揃え、染色液も数100種類、模様を焼き付けるコテに至っても100種類以上揃えているだけに、靴屋としては日本一といってもおかしくないでしょうね。
村上塁さんの靴への情熱。
村上塁さんの靴への情熱は、「靴の修理」=「思い出の修復」と考え、靴の修理を行なっているといいます。
何処に出かける時でも靴は必ず履きますよね、そんな思い出を靴は共有されています。
場合によっては新しい靴を買った方が安い時もあるそうですが、それでも修理して履きたい靴を思い出と共に修復したいという気持ちで修理にあたっているのだそうです。
何かほっこりさせられる気持ちと、靴を通じての人の在り方を考えられている素敵な方であります。靴に対しての気持ちの持ち方自体、変えさせられてしまいますよね。
やはり、職人さんは全てにおいて素敵な人生を歩まれているのだなと改めて感じました。
いかがだったでしょうか。
おしゃれは足元からとも言いますし、足元を見られるとも言います。革靴はやはり値段が高くても良いものを買う方が良いと更に思いました。
思い出を共にする友として今後も「革靴」とは付き合って行きたいですね。
最後までお付き合い頂きありがとうございます。
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