中宮涼子は江戸切子伝統工芸士。経歴や工房・受賞作品が知りたい。

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こんにちはSMOKERです。

 

日本には素晴らしい伝統工芸がたくさんあります。

 

織物・陶磁器・漆器・切子など数えあげると1192品種もの伝統工芸品があるといわれています。

 

それだけ昔ながらの伝統ある会社も数多く存在するという事ですよね。

 

伝統ある技法・技術を持つ伝統工芸士は全国で3900人(令和2年)ほどで、うち女性の伝統工芸士は約10パーセント程度しかおりません。

 

そんな少ない女性伝統工芸士の中に「江戸切子」初の女性伝統工芸士となった「中宮涼子」さんがおられます。

 

女性の伝統工芸士は以外に少ないと思うのと同時に「中宮涼子」さんとはどんな方なのか気になり調べてみました。

 

日本の伝統工芸「江戸切子」「中宮涼子」さんに迫ります。

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中宮涼子さんの人物像。

1978年東京都品川区生まれ。  43歳(令和3年1月現在)。

 

学歴:東京工科専門学校インテリア科卒業。

 

元々は、家具のデザインの仕事をしたいと思っていた「中宮涼子」さんは、フリーターをしながらデザインを考えたりする日々を過ごしていたといいます。

 

アクセサリー作りなどをし、友人に販売していたりした事もあったそうです。

 

しかし、周りの友人達が就職し始め、自分の身の振り方を考えた時に「ものを作る仕事がしたい」と今の会社を紹介されたといいます。

 

当時は、職人として仕事をしている女性はいなかったそうですが、「ものを作りたい」との気持ちから、道具を借りてカットの練習などをしていたようです。

 

次第に、会社の上司にも認められて、少しずつカットの仕事をさせてもらえるようになったそうです。

 

そこから、何が必要か考え、細かなカット技術の精度を磨き上げていきました。

 

本来、元からの職人気質だったのではないでしょうか、男ばかりの職人の職場に女性が入っていくハングリー精神と、気持ちの上で負けないといった事など「中宮涼子」さんの心の強さが伺えます。

 

もっと、伝統工芸の世界に女性達が進出して頂きたいものですね。

 

中宮涼子さんの経歴。

平成16年 株式会社「清水硝子」入社。

平成26年 第26回江戸切子新作展 東京都産業労働局長賞。

平成27年 第6回現代ガラス展in山陽小野田 入賞。

平成28年 第28回江戸切子新作展 江東区長賞。

女性伝統工芸士として、賞も多数受賞されている素晴らしい方です。男性にはない感性と表現による「江戸切子」の魅力も感じられます。

 

江戸切子とは?

1834年(天保5年)に、江戸大伝馬町のビードロ屋(ガラス屋)が、金剛砂を用いてガラスの表面に彫刻で模様を施したのが始まりとされています。

 

明治時代に、政府の政策の一環として、日本初のガラス工場「品川工業社硝子製作所」が開設。

 

イギリスからカットグラス技師を招き、数名の日本人が師事しました。

 

大正時代から昭和初期にかけて、大正文化とモダニズムの時代にカットグラスが人気となり、ガラス素材の研究や日本ならではの切子技法が向上していきました。

 

素材は加工しやすいクリスタルガラスへ移行していき、更に美しい模様や・生産性を高める技法が追求され、現在に受け継がれてれいます。

 

海外も注目の伝統工芸「菰樽(こもだる)」。

 

中宮涼子さんの作品。

 

新しい作品を作る時に、何か研究結果として自分で得たものを取り入れたいという「中宮涼子」さんの作品には、ガラスの面白さ、美しいさが伺えます。

 

ガラスがここまで綺麗になるもんなのか!と圧倒されるものばかりです。

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中宮涼子さんの工房。

株式会社「清水硝子」

 

大正12年に清水直次郎、静枝夫妻が深川にて開業された、東京でも屈指の「江戸切子」の老舗。

 

昭和2年に区画整理で葛飾に移って以来、現在に至るまで、手作りによる「江戸切子」の伝統技法を守り続けている。

 

中宮涼子さんは、とても由緒ある「清水硝子」で働かれています。

 

良い環境、良い技術、良い人々が集まるからこその伝統工芸ではないでしょうか。今後も女性の強みを活かした技術を後世に残していって頂きたいと思います。

 

いかがだったでしょうか。

 

年々減少傾向のある伝統工芸士ではありますが、そんな中でも女性が活躍してくれている事に希望が持てます。

 

男が出来る事であれば、女性でも必ず出来る事は間違いありません。

 

まだまだ女性の数は少ない現場ではあるかもしれませんが、「中宮涼子」さんの活躍により、もっともっと女性達が活動出来る場所になるよう心から願います。

 

最後までお付き合い頂きありがとうございます。

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