こんにちはSMOKERです。
日常生活の中で鍵に触れない事はない!と言っても良いのではないでしょうか?
外出時・車の運転・金庫など必ず何処かしらで鍵が必要になるはずです。
外出自粛の期間中で在宅が多いかもしれませんが、休業要請のある店舗の空き巣被害などが問題となっています。
年間を通して最も空き巣の被害が多いのは10月なのだそうで、被害数は5000件以上にまでのぼるといわれています。
そんな生活の中で欠かせない鍵ではありますが、どんな鍵でも開けてしまうという鍵屋さんがおられるのです。
最近では、テレビ番組でも昔の金庫を開けるなどを良く見かけますよね!
鍵を知り尽くし、世界各国の鍵のコレクターでもある鍵屋の「加藤順一(かとうじゅんいち)」さん。
では、鍵博士とも言われる「加藤順一」さんに迫ってみます。
加藤順一さんの人物像。
引用:https://www.e-aidem.com/ch/jimocoro/entry/kouda003
年齢:2021年に91歳。
職業:鍵屋「カトウロックサービス」会長。
50年以上前に、独学で錠前の勉強をして鍵屋の仕事を始めたという「加藤順一」さん。
若い頃は「何でも開けます」のキャッチフレーズで得意がっていたと言います。
しかし、東京の旧家から土蔵の鍵開けを依頼されたときに、初めて本格的な和錠(日本製の古い錠前)と出会ったのだそうです。
意気揚々と出掛けたものの、持参した解錠道具では全く歯が立たず。内部の構想すら想像もつかないほど打ちのめされてしまったのだとか・・。
結局鍵を切断して開錠し、苦い思いをしたのだそうです。
悔しくて仕方がなかった若かれし「加藤順一」さんは、それから骨董品を巡り和錠を買い求め、錠前の構造や作動原理を研究したのだといいます。
日本の錠は信じられないほど単純な構造でありながら、立派に錠前の機能を発している事に驚いたといいますが、素人ながら、日本人の技術は昔から凄いのだと思わされました。現代の技術を持ってしても中々開けられない昔の鍵もありますもんね。
これがきっかけとなり、和錠の収集を始めだといいます。現在では世界各国の鍵を集めて1000個以上にものぼります。
失敗と挫折をした事が逆に良い方向へ向かった事が伺えますよね。しかし、ご高齢でありながら現役を続けている事に本当に鍵の事が好きで仕方がないのが伝わってきます。
鍵と錠の歴史。
日本では長い間、鍵と錠はなかったのだそうです。古来の日本では、しめ縄を張って結界の存在を示す事で鍵の役割を果たしてきたといわれています。
現在の錠前につながる起源は4000年前までさかのぼり、財産を守る側と盗人の知恵比べで発展してきたのだそうです。
今も昔も、考えている事は一緒なのでしょうね。そうやって技術の進歩に繋がる人々の発展がまた面白いです。
また色々な分野での技術の発展をしていかなければなりませんよね!
現代の名工が作る布団!
加藤順一さんが集める鍵。
引用:https://www.e-aidem.com/ch/jimocoro/entry/kouda003
鍵の多くは骨董品店で買い取ってくるそうですが、開け方が分からずからくりを解くのに苦労することもあるのだそうです。しかし、どんな鍵でも開けられるという「加藤順一」さん。
海外からも噂を聞きつけ、この鍵は開けられるのか?といったチャレンジ的な鍵も送られてくるのだとか・・。
知恵の輪みたいな感覚で、今流行りの謎解きといった感じでしょうか。是非「加藤順一」さんを負かすような鍵に出会ってみたいですね!
加藤順一のお店。
引用:http://bohannomadoguchi.jp/shop/detail.php?id=159
「カトウロックサービス」
住所:東京都目黒区上目黒2-6-10
電話:03-3712-1851
営業時間:9:00~18:30
定休日:店舗・火曜日不定休・出張・日曜日
web:http://www.katolock.com/
いかがだったでしょうか。
日常で必ず必要でもある鍵の魅力を全て知り尽くしていると言っても過言ではない「加藤順一」さん。
お年を召しても色々な鍵と錠にチャレンジし続ける情熱は、私達も見習わないければなりませんね。
いつまでもお元気であって欲しいと願います。
最後までお付き合い頂きありがとうございます。
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