つまみかんざし職人・海野則明が作る繊細なかんざし!作品や工房は?

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こんにちはSMOKERです。

 

女性の着物姿には、今の時代であっても惹かれるものがあります。

 

洋服が主流となった現在でも、日本人として節目節目には着物を着て気を引き締めたいと考えられている方もおられるのではないでしょうか。

 

さて、女性の着物姿には欠かせない「かんざし」。

 

様々な種類があることはなんとなくわかりますがはっきりと、どういったものが・・。男性であれば尚更のこと、綺麗な髪飾りとは把握してはいるものの漠然としているのではないでしょうか。

 

そんな「かんざし」ではありますが、伝統ある技術で現代の洋服にも合う様々な「かんざし」を制作されている方がおられます。

 

「つまみかんざし」といった独特の技法で織りなす細かい細工が施された「かんざし」には、世界からも注目を集めています。

 

では、江戸時代から続く伝統技術を継承している「海野則明」氏と「つまみかんざし」を探ってみます。

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海野則明さんの人物像。

1946年山形県出身。 76歳(令和3年現在)。

 

職業:つまみかんざし職人。

 

20歳の頃より、伯父である「広田吉之助」氏より「つまみかんざし」の製法技術を伝承され、埼玉県大宮市に移住し仕事を始められたのだそうです。

 

1970年より、自ら会社「宇美濃(うみの)」を設立され、工房謙教室により「つまみかんざし」の魅力を伝えていた「海野則明」さんは、1987年に「江戸つまみかんざし」の伝統技術・技法の継承発展により東京都知事より感謝状を受けるほどまでとなります。

 

以来、さいたま市伝統産業事業所として会社「宇美濃」を発展させ、職人として新たな「つまみかんざし」の魅力と技術指導に力を入れて、伝統技術の継承に務めている方であります。

 

つまみかんざしとは?

江戸時代中期から受け継がれる伝統技術で、京都天皇家女官が折り紙の技法を基に、和服の裏生地に使われる羽二重に手を加えて花を創り出し、やがてそれが江戸に伝わり、大流行したのだそうです。

 

みるからに艶やかで上品な「つまみかんざし」には、今の女性であっても魅力を感じるものばかりであります。

 

髪飾りとしての用途でなくても、素晴らしい技術にインテリアや美術品としつも扱いたくなってしまいます。

 

江戸時代当時であっても「参勤交代」のおみやげとしても重宝された話しもあるようです。

 

今までとは異なる三味線を作り出す職人。

 

海野則明さんの作品。

一見、本物の花にしか見えない作品達には、和装だけでなく、洋服やドレスにも合う髪飾りが作れてしまうそうで、アイデア次第では新たな「つまみかんざし」を創り出すことが出来ます。

現代のクリエイター達にも、この伝統技術は注目かもしれません。

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海野則明さんの工房。

明治生まれの師匠「広田吉之助」氏の意志を受け継ぎ、1970年から創業された「海野則明」さんの工房謙会社「宇美濃」ではありますが、独自の伝統技法を取り入れながら、今の時代にあった「かんざし」創りに取り組んでいます。

 

洋風の髪飾りにはない、日本の「和」の心を持った「かんざし」には、女性達の魅力を更に引き出してくれる力を感じます。

 

伝統を受け継ぎながら、また違った風を取り入れていく「海野則明」さんの技術には、これから更に新たな「かんざし」が生み出されていくのでしょうね。

《宇美濃》

住所:〒330-0835
         埼玉県さいたま市大宮区北袋町2-391-4

電話:048-642-0515

 

いかがだったでしょうか。

 

女性にとって、七五三から始まり着物姿には欠かせない「かんざし」ではありますが、親子代々で引き継いでいる方もおられるかと思います。

 

そのひとつとして「つまみかんざし」を残していくのも良いのではないでしょうか。

 

日本の伝統技術は本当に素晴らしいものばかりですね。

 

最後までお付き合い頂きありがとうございます。

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