出典元:photoAC
こんにちは、SMOKERです。
新型コロナウィルスに感染していると気付かずに、イブプロフェンの成分が入った抗炎症薬を服用すると危険な事が発表されました。
イブプロフェンといえば、風邪薬や鎮痛剤などに配合されている印象があります。
少し風邪気味だなぁと思った時には、市販されている風邪薬を飲んで対応する方は多いのではないでしょうか?
私もまずは市販薬を服用してから、回復しなければ病院へ!としています。
テレビCMでも風邪にはイブプロフェン!といったものが流れていたような、ないような・・・と少し曖昧ではありますが、ではなぜ、イブプロフェンが「新型コロナウィルス感染者」に危険な効果をもたらすのでしょうか?
もし新型コロナウィルスに感染していて市販薬を服用してしまったら!?と考えると恐怖を感じます。
イブプロフェンとは?
イブプロフェンとは、プロピオン酸系に分類される非ステロイド系消炎鎮痛剤の1種である。
日本では商標名ブルフェンで知られ、医療用だけではなく一般医薬品として広く流通している。関節痛・生理痛・発熱の症状を緩和し、また炎症部位の鎮痛に用いられる。 (引用:Wikipedia)
一般的には寒い時期になってくると、良く耳にすると思いますが、このような効果がある事は知りませんでした。ただ単に風邪に効くというだけではなく、ある程度は知識として知っておかなければ駄目ですね。
フランス保健大臣が発表した内容
⚠️ #COVIDー19 | La prise d’anti-inflammatoires (ibuprofène, cortisone, …) pourrait être un facteur d’aggravation de l’infection. En cas de fièvre, prenez du paracétamol.
Si vous êtes déjà sous anti-inflammatoires ou en cas de doute, demandez conseil à votre médecin.— Olivier Véran (@olivierveran) March 14, 2020
内容としては、「新型コロナウィルスに感染した人が、様々な商品名で販売されている市販薬のイブプロフェンを服用すると、感染症を悪化させる可能性がある。発熱がある場合は、パラセタモールを服用してください。すでに抗炎症薬を服用している場合は、医師にアドバイスを求めて下さい。」といったメッセージを述べました。
複数の医者が、イブプロフェンを発熱のために服用して併存疾患がないにも関わらず、重篤な状況に陥った若者の新型コロナウィルス感染者の例を挙げている。
このためにフランスでは、医薬品と健康製品の安全に関する国家機関から警告の後、1月15日以降、フランスの薬局では販売されなくなりました。(引用:AFT通信が報じた記事)
このような発表があると、普段何気なく服用していた市販薬ではありますが、薬を服用する事自体躊躇してしまいます。
ただの風邪なら問題ないでしょうが、もしコロナウィルスの症状で服用してしまうと重篤になる。ましてや風邪やインフルエンザ・新型コロナウィルスの症状の違いが一般的には余りわからない。
ただひとつ言える事は、体調不良になったら自己判断ではなく、病院に行く癖をつけなければなりません。これに関しては今の状況でなくても、そうした方が病気の治りが早いという事です。中々忙しい世の中ではありますが、自分の為にも、周りの人達の為にも、体調不良は直ちに病院へ行くようにしましょう。
フェイクニュース?
このフランス保健大臣の発表に対して、今度はオースリアのウィーン医科大では「新型コロナウィルスとイブプロフェンの関係についての研究結果はフェイクニュースだ」としている。
Attention! Currently circulating WhatsApp text and voice messages about alleged research results of the “Wiener Uniklinik” about a connection between Ibuprofen and Covid19 are #FakeNews, which have nothing to do with #MedUniWien.
— MedUni Wien (@MedUni_Wien) March 14, 2020
アメリカでは、ハーバード大学やニューヨーク州の保健医療情報では、コロナウィルス対策の一環として、イブプロフェンなどを在庫しておく事を推奨していると言いますし、実際の所はどうなのでしょう?
情報だけが先走りしてしまい、本質的な所が分かっていない。はっきり言ってしまうと、各国が「新型コロナウィルス」を、まだはっきりわかりきっていない事が、こういった事態をまねいています。日々状況が変わっていく中、信用のおける情報だけを各国民に提供して欲しいものです。
まとめ
WHO(世界保健機構)でも、重症化しにくいとされていた子供にも死亡例が出ていることも明らかにされました。
この状況で子供達のストレスも半端なくなってきている家庭も多いのではないでしょうか?
子供を持つ親として、しっかりとした情報と今後の対策をしっかりして頂けるようお願いしたいものです。
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