レイオフを実施しているアメリカは日本の大量解雇とは訳が違う。

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出典元:photoAC

こんにちはSMOKERです。

東京のタクシー会社が、約600人の乗務員を大量解雇とニュースになりました。

「休業手当を払うよりも、解雇して雇用保険の失業手当を受け取った方が、乗務員にとって不利にならない」「コロナウィルスが終息すれば再雇用したい」

といった内容ではありますが、会社勤めの人であれば、なるほど!と思ってしまう方もおられるのではないでしょうか。

私のアメリカ在住の知り合いからも、今はコロナウィルスの影響で仕事が「レイオフ」になったと聞き、海外でも沢山の失業者が増えている事が現実です。(明日は我が身です)

しかし、日本で行われている大量解雇やリストラ後の再雇用とは違い、アメリカで行われている「レイオフ(一時解雇)」といったシステムはどのようなものなのでしょうか?

日本では馴染みのない言葉ではありますが、これからの経済状況であれば、知っておきたいはずです。

レイオフとは?

業績が悪くなった会社が、人件費を削減するために行う施策、業績が回復するまで働く人たちを「一時解雇」するシステム。

再雇用する事が念頭にあり、リストラのような完全な解雇とは異なります。

あまり聞きなれない「レイオフ」ではありますが、アメリカでは一般的であり、日本では、ほとんど実施されていないのが現状です。今回のタクシー会社の大量解雇とはニュアンスが違うものとなっております。

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レイオフの目的

レイオフの目的は、業績による一時解雇もそうではありますが、有能な人材の流出を防ぐ事も目的とされています。会社で優秀な人・または経験やスキルを他の会社に流出させないためのものでもあります。

日本では、技術やスキルの流出が人材の解雇により問題になったことが多数ありますが、そういった事の予防にも適しています。

レイオフとリストラの違いは?

リストラは「解雇」・レイオフは「再雇用を前提とする一時解雇」となります。

日本で「リストラ」といえば、人員整理のための解雇されるといった意味ではありますが、レイオフのように、再雇用を目的とした解雇の仕方は、ほとんどされていないのが現状であります。

働く人たちの事を考えているシステムであり、もっと日本でも取り入れて欲しいものです。

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レイオフのメリット

人事異動や転勤などで、移動先の勤務場所で中々馴染めずストレスを溜めながら仕事をしている方もおられるはずです。または、退職をしたいが中々自主的に退職が出来ず仕方なしに働いている事も多々見られます。

しかし、レイオフによって再雇用されるまで有意義に過ごすといった事も可能ですし、または次のスキルアップのための転職も可能なため、仕事や人間関係のストレスから正当な理由で解放されるところがあります。

また、会社によっては、勤務年数に応じた(会社への貢献等)特別退職金を貰えることもあり、一時的に仕事を失っても、次につながるステップアップとして前向きに捉えられる事が多いようです。

まとめ

深刻な経営状況の企業が増加する事は目に見えています。

会社勤めの私を含め、この先どうなるか?まったく見えない状況である事は間違いありません。

突然の「解雇」が言い渡されてもおかしくない世の中、少しでも良い状況でこの危機を乗り越えていけるように、企業側には考慮してもらいたいものです。

 

 

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