こんにちはSMOKERです。
全国のお寺の数は、コンビニエンスストアよりも多いのはご存知でしょうか?
世界5大宗教のひとつ「仏教」ではありますが、日本国内は「仏教徒」のご家庭が多いはずです。
しかし、日本人の宗教に対する信仰心は世界的に見ると低いといわれています。
それでも、全国津々浦々にある由緒あるお寺や神社には人それぞれ、縁やゆかりがあるのではないでしょうか。
そんなお寺や神社で見られる仏像や仏具には、歴史あるものや煌びやかな装飾を施したものなど、信仰心と共に訪れた人々を圧倒してしまうほどの迫力あるものが多数点在しています。
では、現在でもその圧倒されてしまうほどの仏像を彫刻する「仏師(ぶっし)」の中に世界からアートとして注目されている方がおられるのはご存知でしょうか。
思わず手を合わせたくなる仏像を創り出す「加藤巍山(かとうぎざん)」さんであります。
まるで魂を持っているような仏像を創り出す「加藤巍山」さんを探ってみます。
加藤巍山さんの人物像。
#銀座 #蔦屋書店 仏師 #加藤巍⼭ が”麒麟”を彫るーチャリティプロジェクト「瑞光―新しい時代の兆し―」を2020年10月1日(木)よりスタート。https://t.co/rHXrxjyx87 pic.twitter.com/s7HvN65MSh
— Aoyama Design Forum (@NPO_ADF) September 17, 2020
1968年東京都出身。 52歳(令和3年8月現在)。
職業:仏師。
幼少期より日本文化・歴史に興味を持っていたという「加藤巍山」さんではありますが、青年時代にはギタリストをするまでの和と洋が折り重なったような経緯をお持ちの方でもあります。
ある時挫折し、失意の日々を過ごしていた「加藤巍山」さんは、たまたま訪れた寺の仏像に圧倒され仏師になる事を決意されたのだそうです。
25歳の時に仏像彫刻の世界に入った「加藤巍山」さんは、高村光雲の流れを汲む仏師の下で13年の修行をし、高村光雲より五代を意味する「自光雲五代」を標榜されるまでとなります。
現在では、仏像を制作しながら仏教や神話を題材とした作品も制作され、彫刻家としてニューヨーク・クリスティーズのオークションで彫刻作品が高額で落札されるなど、一気に世界美術界でも注目を集める方となっております。
仏師とは?
仏像制作に従事する工人のことを指し、造仏師の略称でもあります。
日本の「仏師」は、仏教伝来の時期に朝鮮半島・中国大陸から移住してきたのが始まりと推定されているそうです。
全国のお寺におさめられている様々な仏像は、昔からの「仏師」達が、コツコツと魂を込めて彫られてきたと考えるだけでも感慨深いものがありますよね。
加藤巍山さんの作品。
仏師、加藤巍山さんの作品展。何も語らないのに、その身の奥から滾る力を感じさせる凄み。佇まいに圧倒される。こういうものを書きたいと思った。#加藤巍山 #日本橋高島屋 pic.twitter.com/aW1D53ht1t
— 永井紗耶子 (@sayavivi) November 27, 2019
滑らかで艶やかな乳房に見入ってしまった。#加藤巍山 #gizanKATOH #仏師 #彫刻家 pic.twitter.com/RMkCqxF9S8
— 菅野悦子 (@etsukokanno) December 3, 2019
見るものを圧倒する仏像ではありますが、「加藤巍山」さんが制作する仏像達には、何か他の仏像達にはない、儚さや刹那さと共に勇気や希望といったものを感じてしまいます。
現代に創られたものとは思えないほどの人々の願いが込められているようにも思えてしまいます。
独学で学んだ陶芸家が海外セレブに人気。
加藤巍山の仏像価格。
魂のこもった「仏教」の価格というと、信仰心に失礼な感じもしないではないですが、日本の伝統的な技術や技巧を美術品として見る海外の方達からすると「加藤巍山」さんの彫刻作品はおいくらなのでしょうか?
冒頭でも書きましたが「加藤巍山」さんの彫刻作品が2020年のニューヨーク・クリスティーズのオークションで出品された時に「3285万円」で落札されました。
一般市民の考えであれば、マンションや高級車が買えてしまうほどの価値があるという事であります(庶民すぎてすいません)。
海外の方から見る美術品として「加藤巍山」さんの彫刻作品が、どれだけの高い評価であるかが伺えますよね。
加藤巍山さんの個展は?
2008年〜 高島屋・三越にて展覧会。
2016年 「白隠展」(東北歴史博物館)。
2017年〜 「驚異の超絶技巧!展」。
三井記念美術館
岐阜美術館
山口県立美術館
富山県水墨美術館
あべのハルカス美術館。
2019年 「示現/加藤巍山」個展。
2020年 クリスティーズNYに「示現・I」を
出品。
2021年 クリスティーズNYに「慈」を出品。
躍動感あふれる「加藤巍山」さんの魂のこもった作品を画像ではなく、是非体感して見たいものです。
いかがだったでしょうか。
仏教への信仰心は勿論のことではありますが、たとえ仏教徒でなくても「加藤巍山」さんの彫刻作品には惹かれるものが感じらるはずです。
実際にその仏像を目の前にしてしまったら、自然と手を合わせてしまうことは間違いないでしょうね。
最後までお付き合い頂きありがとうございます。
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