こんにちはSMOKERです。
以前は一般的に「肉料理には赤、魚料理には白」と言われて来たワイン。
最近ではその概念にとらわれる事なく、ワインの楽しみ方も様々ですよね。
ワインと料理の色が似たものをあわせる、またはワインと料理の産地をあわせるなど美味しく頂くために様々な工夫が凝らされるようになりました。
ワインの産地といえば、誰しもフランスを思い浮かべる方が多いはずですが、最近では日本のワインも負けていません!
日本の土壌や気候はワイン造りには向いていないといった概念がありますが、そんな概念を吹き飛ばし、世界最優秀ソムリエも唸らせるワインを造った女性酒造家がおられます。
では、世界から注目を浴びるワインを造るワイン酒造家の「斎藤まゆ」さんとはどんな方なのでしょうか。
斎藤まゆさんの人物像。
ガレージワイナリーが世界をうならす
ANA国際線ファーストクラスのサービンワインに選ばれるなど、内外から注目の存在になりつつある山梨県甲州市塩山の「キスヴィンワイナリー」。
醸造責任者、斎藤まゆさんへ魅力的なワインを作り出す秘密を伺いました。#アクティオノートhttps://t.co/bwYJvgybbU— AKTIO / アクティオ (@aktio_official) October 26, 2020
1980年福岡県出身の神奈川育ち。 41歳(令和3年現在)。
職業:ワイン酒造家。
キスヴィンワイナリー醸造責任者。
学歴:早稲田大学中退。
カリフォルニア州立大学ワイン醸造学科卒業。
もともと外国語を学ぶのが好きで、海外生活にも興味を持っていたという「斎藤まゆ」さんは、若干15歳にして、アメリカのテネシー州にある日本の大学の付属高校に進学したのだそうです。
当時はお笑いにのめり込み、卒業したらお笑い芸人を目指し、演劇でも有名な「早稲田大学」に進学(演劇を芸の肥やしと考えた)したといいます。
しかし、フランス語講師との呼びかけにより、他の学生達とともに出かけた「ボルドー、ブルゴーニュ、コルシカ島」をめぐる2週間の旅によって考えが大きく変わったのだそうです。
ワイン造りをしている老夫婦に出会い、ワイン造りというひとつの仕事をしながら歳を重ねてきた姿に、感動と素晴らしさがあり気づけば、芳醇なブドウを育て、美味しいワインを造る仕事に魅了されてしまった。
そこからは、大学を中退してまでカリフォルニア州立大学フレズノ校の農学部ワイン醸造学科で学び、成績優秀により同校ワイナリーで醸造アシスタントまで務めるまでの実績を作ります。
たった一つの旅行において、ここまで人生を大きく変えてしまう事の素晴らしさと、日本的考えを大きく変える事の出来る海外には魅力しかありません。
“かわいい子には旅をさせよ”とは良くいいますが、親として日本にない海外の良い所見てほしいと考えさせられます。
その後「斎藤まゆ」さんは、フランスブルゴーニュシャブリ地方のドメーヌ・ジャン・コレでの研修や醸造を学び、現在の「キスヴィワイナリー」の醸造責任者になられました。
「斎藤まゆ」さんの行動や活動にはとても夢がありますよね。全くの知らない世界に飛び込んでもここまでの成長が出来てしまう、気持ちひとつで人間の成長は無限なのではと感じさせられてしまいました。
斎藤まゆさんの経歴。
2000年 早稲田大学在学中「ワイン収穫隊」に参加。ワイン醸造家を志す。
2001年 早稲田大学中退。カリフォルニア州立大学フレズノ校ワイン醸造学科で学ぶ。ワイナリーの醸造アシスタントと学生指導。
2007年 ブドウ栽培家「萩原康弘」氏の依頼を受け「チームキスヴィン」に参加。
2010年 フランス・ブルゴーニュシャブリ地方のドメーヌ・ジャン・コレで研修。2回のシャルドネの仕込みを経験。ジャン・コレ当主の勧めで2つのワイナリーでピノ・ノワールの醸造を学ぶ。
2013年 キスヴィンワイナリーの醸造責任者に就任。
2017年 ジェラール・バッセがワインを激賞。世界から注目される醸造家の1人になる。
2019年 「Kisvin Koshu」がANA国際線ファーストクラスのサービスワインに選出。
お笑い芸人を目指した所から、世界に注目されるワインを醸造するまでのセンスと感性が凄い「斎藤まゆ」さんであります。
未経験からワイン造りを始める女性!
斎藤まゆさんのワイナリー。
キスヴィンワイナリー訪問。葡萄栽培を手がける荻原さんと斎藤さんから、造り手としての想いをお聞きすることができました。みんな楽しみながらワインを作ってて、やっぱりワインがあるシーンに笑顔は尽きないなと。また、全てが手作りだから自分で直せるとテイスティングルームも畑の支柱まで手作り。 pic.twitter.com/kzFx2mvF1m
— Yasuhiro Harada (@yasuhirox) January 11, 2020
「Kisvin Winery(キスヴィンワイナリー)」
住所:〒404-0041
山梨県甲州市塩山千野474
電話:0553-32-0003
web:http://www.kisvin.co.jp/?page_id=23
世界最優秀ソムリエが唸るワイン。
世界最優秀ソムリエ、マスター・オブ・ワインなど5つのタイトルを持つ英国の「ジェラール・バッセ」氏(2019年他界)が認めたワイン。
造った1700本のうち、1500本を買うとまで言わせたワインとなっています。
引用:https://note.aktio.co.jp/food/20201022-1000.html
「キスヴィン シャルドネ」(左)\16500~と「キスヴィン ピノ・ノワール」\15400~
いかがだったでしょうか。
どうしてもワインといえば、フランス産に手が行きがちになっていましたが「斎藤まゆ」さんを始めとして造る日本産のワインにも興味を持ってしまいました。
日本にしか出来ないワインで美味しい料理を堪能して頂ければ幸いです。
今後も世界に通用するワイン造りを願います。
最後までお付き合い頂きありがとうございます。
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