こんにちはSMOKERです。
兵庫県宝塚市といえば、日本で知らない人はいないのでは?といっても過言ではない「宝塚歌劇団」。
女性達だけの華やかな踊りや歌、そして舞台には世の女性の憧れの的ではないでしょうか。
毎年、タカラジェンヌを養成する「宝塚音楽学校」の倍率や入学者にも話題であり、宝塚歌劇団出身の女優さん達の活躍も目覚ましいですよね。
さて、そんな華々しい「宝塚歌劇団」ではありますが、裏方さん達の活躍は中々目にすることはないはずです。
舞台衣装もさることながら、舞台では女優さん達の華々しい「かつら」にも注目してしまうのではないでしょうか。
黒髪・赤髪・金髪など色とりどりで様々な形の「かつら」には、職人さんの確かな腕前が感じられます。
では、その「宝塚歌劇団」で使われている「かつら」を制作をされていた「谷崎勝久(たにざきかつひさ)」さんはどんな方なのか気になってしまいます。
たくさんのタカラジェンヌ達を支えてきた「谷崎勝久」さんを探ってみます。
谷崎勝久さんについて。
年齢:77歳(令和3年現在)。
職業:美容師。
学歴:名城大学理工学部。
元からものづくりが好きで、太陽電池などの研究をしていたという「谷崎勝久」さんは、母親が美容師だったこともあり、いつのまにか美容師の仕事に興味を持つようになったといいます。
その後、美容師として働きだした「谷崎勝久」さんは、失敗の連続を繰り返しながら技術を磨き、その技術の高さに評判が広まっていたのだそうです。
当時、大阪の心斎橋で経営していたお店にいつの頃からか「宝塚音楽学校」の生徒がお客様として来店するようになると、生徒からのデビューに使う「かつら」作りも頼まれるようになったといいます。
1989年に「ベルサイユのばら」でオスカル役を演じた「一路真輝(いちろまき)」さんの「かつら」を担当した事をきっかけに注文が急増し、その後、「宝塚歌劇団」の「かつら」を毎月200近く製作されるまでとなったようです。
「宝塚歌劇団」の専属美容師といっても過言ではないほどの活動をされていたようです。現在ではその技術を若い世代に伝える取り組みもされています。
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谷崎勝久の凄腕の理由。
毎月200もの「かつら」を制作されていただけでも凄いことではありますが、その功績を認められた「谷崎勝久」さんは、2007年に大阪府並びに美容協同組合日本デザイン協会の推薦から「現在の名工」を受章されています。
更に、2010年には「黄綬褒章(おうじゅほうしょう)」を受章されるほどの美容師界のレジェンド的存在となっております。
また、「谷崎勝久」さんの制作する舞台かつらは、谷崎式チェンジと呼ばれる、かつらを外すと一瞬にしてアップスタイルからダウンスタイル変身する凄技のかつらを作られています。
谷崎勝久さんのお店は。
以前は、兵庫県宝塚市で美容室「プレーゴ」を経営されていた「谷崎勝久」さんではありますが、現在では、兵庫県三木市に移転されています。
《ヘアサロン・プレーゴ》
住所:兵庫県三木市けやき台1-11-2
ザ・セレクトンプレミア神戸三田ホテル2F
営業時間:10:00~18:00
定休日:火曜日。
電話:079-553-2063
いかがだったでしょうか。
華やかな舞台には、それを支える見えない方達の活躍が最重要となるはずです。
ひとえに美容師といっても、髪を切るだけではないことに奥の深さも感じられます。
現在、医療用のウィッグも製作されている「谷崎勝久」さんではありますが、髪で悩む方達の救世主であることは間違いないですよね。
最後までお付き合い頂きありがとうございます。
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