こんにちはSMOKERです。
日本の伝統文化には「日本庭園」「生け花」「盆栽」など緑や石・色鮮やかな草花を使った様々な模様が伺えます。
それには、沢山の技法や風習・民族的な価値観が垣間見る事が出来るのではないでしょうか。
そんな草木や草花・緑と自然を上手く融合して1つのアートとして作り上げる庭園デザイナー「石原和幸(いしはらかずゆき)」さん。
世界的に有名であり、日本を代表する景観アーティストでもあります。
沢山の苦労を乗り越え今の地位を確立した「石原和幸」さんはどんな方なのでしょうか?
石原和幸さんの人物像。
引用:石原デザイン研究所
1958年長崎県長崎市出身。 62歳(令和2年現在)
職業:株式会社石原和幸デザイン研究所代表取締役・景観アーティスト・庭園デザイナー。
学歴:久留米工業大学交通機械工学科。
若い頃は「モトクロスのレーサー」が夢だったそうで、自動車販売会社で整備士として働いていました。
しかし、大学時代の知人から「花屋はもうかる」と聞かされていた事で、生け花の本流「池坊」に入門。
生け花の奥の深さに感動し、人生これでいくと決め、生花店に勤めたそうです。
今まで勉強した事と全く違う道に進もうとするチャレンジ精神と発想が凄いですよね!
25歳の時に、独立して「花風」を開店させるも、長崎大水害で、全財産である軽トラが流され、しかも花畑も全壊。
また一からやり直しと生花販売「花泉」で雇われ結果を残し、再び独立。
本当に花が好きなんでしょうね。打たれても打たれても立ち上がる「石原和幸」さんの花に対する意気込みとハングリー精神が半端なく凄いと感じます。
35歳の頃から庭作りを始め、41歳の頃にはバブルの勢いもあり東京進出を果たすも売り上げが伸びず8億の負債を抱え、会社をたたんでしまいます。
軽トラ1台が全財産であった頃からに比べると、大成功をおさめていたのではないでしょうか。しかし、中々の波乱万丈な人生を歩んで来られた事がわかります。
その後地元長崎に戻り、庭づくりと花の販売で借金を返済しながら、世界一権威のある庭と花のコンテスト「チェルシー・フラワー・ショー」に出会いチャレンジ。
初挑戦で、銀メダルにあたる「シルバーギルト賞」を受賞。以後沢山の賞を受賞します。
石原和幸さんの経歴。
石原和幸さんは、世界最古にして最も権威のある「チェルシーフラワーショー」において14年間で合計11個のゴールドメダルを獲得されています。
2006年:「青嵐」英国チェルシーフラワーショー。
ゴールドメダル受賞。
2007年:「雲庭」英国チェルシーフラワーショー。
ゴールドメダル受賞。
2008年:「緑の扉」英国チェルシーフラワーショー。
ゴールドメダル受賞。
2009年:「緑風庭」シンガポール・ガーデン・フィスティバル。
ランドスケープガーデン部門ゴールドメダル受賞。
2010年:「風花-kazahana-」英国チェルシーフラワーショー。
シルバーメダル受賞。
2011年:「花の楽園‐緑の詩を聞かせたい」
英国チェルシーフラワーショー。
シルバーメダル受賞。
2012年:「里山のくらし~本原3丁目309番地」
英国チェルシーフラワーショー。
アーティザンガーデン部門。ゴールドメダル受賞
2013年:「AnAlcoveGarden床の間ガーデン」
英国チェルシーフラワーショー。
アーティザンガーデン部門。ゴールドメダル受賞。
数々の賞を受賞されている「石原和幸」さんですが、「チェルシーフラワーショー」において、2010年のコケで庭を作った「石原和幸」さんに対し、エリザベス女王から「あなたは緑の魔術師ね」とお言葉をかけられたそうです。
また、ウィリアム王子やキャサリン妃とも握手をされたそうで、日本人としても偉大な功績をのこされています。
ちなみに「チェルシーフラワーショー」は、英国王立園芸協会主催ですので、英国王室の方々が公務の一貫として訪問されます。
長崎の路上の花売りから、ガーデンニング大国の英国女王と握手されるまでに!
映画を見ているようなサクセスストーリーですね!
石原和幸さんの作品。
世界に認められたデザイン性と確かな施工技術で、数々の作品を生み出してきた「石原和幸」さんは「緑の魔術師」と「エリザベス女王」から言われ、「緑の大使」としても活動しています。
引用:石原デザイン研究所
外国生まれでありながら日本人の庭師として働く!
元横綱が弟子とは本当なの?
2010年、元横綱の「朝青龍」さんが「石原和幸」さんに弟子入りしているようです。
元々「朝青龍」さんと「石原和幸」さんは数年来の付き合いがあったそうで、「朝青龍」さんがガーデンニングを学びたい意向を受けて「チェルシーフラワーショー」で一緒にやろうという事になったそうです。
「朝青龍」さんにはモンゴルに森を作りたい夢があるらしく、世界一の庭師から学びたかったんでしょうね!
モンゴルには、森が少なく土地柄的な事も「朝青龍」さん的にはあったのではないでしょうか。
実際にはどの位の事を学んでいるかは定かではありませんが、「チェルシーフラワーショー」で一緒に作業された事は事実です。
いかがだったでしょうか。
イギリスではプロテニス選手の「錦織圭」さんの次に有名な日本人として紹介されるほどの「石原和幸」さん。
新しい「和」の表現を庭園にうまく取り入れる事で世界的な景観アーティストもしくは、庭園デザイナーとして君臨しているのではないでしょうか。
今後もあらたな庭園の表現で世界を驚かせて欲しいですね!
最後までお付き合い頂きありがとうございます。
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