引用:TANOSU
こんにちはSMOKERです。
お酒好きには欠かせない「日本酒」。
近年では、ウィスキーハイボールやワイン・酎ハイに押され国内での需要は低迷しがちなお酒であります。
確かに、若い人たちが「日本酒」をグビッと飲んでいる姿は余り見かける事はありませんよね!(若者のお酒離れもありますが・・・)
しかし、海外に目を向けていくと、日本で生産されているお酒は「ビール」の次に多い輸出量を誇るのが「日本酒」であります。
そんな日本酒ではありますが、全国で一番の生産量があるのはどこであるか?ご存知でしょうか?
答えは「兵庫県」であります。兵庫県には沢山の酒造会社があります。
有名な所であれば「白鶴」、「大関」、「沢の鶴」などお酒を飲まない方でも聞いた事のある銘酒が揃い、美術館や資料館がある日本酒メーカーでもあり、観光スポットでもあります。
そして、なんといって「日本酒発祥の地」ともいわれる兵庫県宍粟市(しそうし)にある、酒造会社「老松(おいまつ)酒造」が有名ではないでしょうか!
日本の伝統と日本酒の歴史を新たな形で伝える会社「老松(おいまつ)酒造」について迫ってみたいと思います。
老松酒造の歴史。
創業は江戸時代中期の明和5年(1768年)に、山崎藩主御用酒屋でありました。
現在まで250年余り、周囲が山に囲まれた盆地である事と、山から湧き出る豊富な水と良質な米に恵まれている事もあり、丹波杜氏(たんばとうじ)の匠の技により、伝統の味を伝え守り続けております。
ちなみに、「杜氏(とうじ)」とは、蔵人(くらびと)の監督者であり、酒蔵の最高責任者であります。
江戸時代から続いている老松酒造会社は敷地が1200坪、建設費は現在の価値で11億ほどあるそうです!ということは、さぞかし昔ながらの「お宝」もあるのではないでしょうか?と思ってしまう私・・・
私の友達の実家にも由緒ある家で「蔵」がありましたが、お宝どころか、蔵の中には農耕具しか入っていなかった事を思い出します。
老松酒造直営の「老松ダイニング」。
引用:TANOSU
兵庫県の景観形成重要文化財に指定されている、築200年の母屋を改装したお店。
窓からは、日本庭園が見え四季折々の景色が楽しめるようです。
お酒はもちろんの事ですが、日本酒の原料となる「麹」を使った発酵食尽くしのメニュー。「麹」を知り尽くした造り酒屋ならではの料理が味わえる事もあって話題となっております。
『発酵繋(つながり)ランチ』・・・酵素玄米を始め、麹を使った料理が並ぶ5種と食後にドリンク(コーヒーor生姜紅茶)と季節のフルーツ・玄米ヨーグルト(1800円)
『発酵ありがとうランチ』・・・メインの麺料理にお惣菜3種と食後にドリンク(コーヒーor生姜紅茶)と季節のフルーツ・玄米ヨーグルト(1300円)
『塩麴ピザ』・・・生地に塩麴をまぜたサイドメニュー(380円)
『酒粕ラスク』・・・酒粕をのせて焼いたカリっと香ばしいラスク(コーヒー付きで450円)
普段食べる事のない「麹」を使った料理と、関西では割と主流でもある酒粕を使った「粕汁」も楽しみの一つでもあります。
「老松ダイニング」
住所 兵庫県宍粟市山崎町山崎12
電話番号 0790‐62‐2345
営業時間 11:00~17:00
老松酒造がある宍粟市はなぜ日本酒発祥の地?
兵庫県宍粟市(しそうし)は、兵庫県の中西部に位置し、市域の大部分が山地となっており、豊かな自然に囲まれた地域となっております。
宍粟市には、一級河川でもある揖保川(いぼかわ)と名水百選にも選ばれている千種川(ちくさかわ)が流れます。
やはり日本酒にはきれいな水が沢山必要な事と、気温や温度と気候がとても重要な事がわかります。
また、揖保川に関しては、夏には欠かせない素麺「揖保乃糸」の産地でもあり、これもまたきれいな水がとても重要と言えます。
そして、宍粟市一宮にあります「庭田神社」は、米から製造された酒(日本酒)に関するもっとも古い記述があり、そこから日本酒発祥の地ではないかといわれています。
まとめ
現代の日本は、若者達のお酒離れもありますが、「日本酒」を飲む機会も減っています。
しかし、「日本酒」を世界に広げようとする取り組みも活性化している事も事実です。
今までのように、とっくりとおちょこで飲むものや、枡酒など日本古来の飲み方ではなく、ワインやシャンパンと同じように楽しむ飲み方の「日本酒」もあります。
「酒は百薬の長」ということわざもあります。無理に飲むことはお勧めしませんが、これからも日本の文化として「日本酒」を守り続けて欲しい物です。
最後までお付き合い頂きありがとうございます。
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