鴨下知美(陶芸家)が伝統工芸「金継ぎ」で作り出す作品の販売や個展は?

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こんにちはSMOKERです。

 

日本の伝統工芸は、世界に誇れるものが多数あります。

 

染物・着物・漆器・陶磁器・和紙・金工など他にも沢山の伝統工芸があります。

 

古くから受け継がれる伝統的な手法によって職人の手で一つ一つ丁寧に作られる作品は、匠の技として後世に残されています。

 

その日本伝統の技術として「金継ぎ」といった伝統技法があります。

 

本来であれば、修復するための技法ではありますが、その伝統技法を使った「金継ぎ」で新しい作品を作り出す「鴨下知美(かもしたともみ)」さんに注目してみました。

 

それでは、伝統的な技法「金継ぎ」「鴨下知美(かもしたともみ)」さんとはどんな方なのか、迫ってみます。

 

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陶芸家・鴨下知美さんの人物像。

 

1977年東京都練馬区出身。 43歳(令和2年現在)。

 

学歴:女子美術大学工芸科陶芸科卒業。

 

実家は100年以上も続く老舗の米穀店で生まれた「鴨下知美」さんは、無難や安定を求めるより、意外性が欲しいかったと言います。

 

高校生の時に油絵を始めたのがきっかけで美大に進んだそうです。陶芸に出会ったのは大学の授業で、元々立体に興味があった事もあり、陶芸の道に進んだそうです。

 

「これはこうでなければダメ」と決め付けるのではなく、別の角度から魅力を発見する事が「鴨下知美」さんの魅力でもあります。

 

現在は、国内外での個展やオーダーによる作陶で活動し。東京都内に自身の工房を持つ。

 

2007年より「リッタイとウツワ展」毎年開催し、「金継ぎ」を新たな技法にした「呼び継ぎ」の作品も制作しています。

 

伝統技法「金継ぎ」とは?

    引用:https://rittau.jimdofree.com/

 

金継ぎ(きんつぎ)とは、割れや欠け、ヒビなどの陶磁器やガラス製品の破損部分を漆によって接着し、金などの金属粉で装飾して仕上げる修復技法の事をいう。

 

現代では、陶磁器やガラス製品が割れてしまった時には、破棄して新しいものを購入するのが当たり前となっております。

 

しかし、物が余りなかった時代には、割れた物を修復し、もう一度使う事が当たり前でした。

 

日本人の物を大事にする心によって生み出された技法です。

 

歴史は古く、縄文土器にもで修復した痕跡がみられ、室町時代以降、蒔絵などを使う工芸技術と、修理した器も受け入れる茶道精神の普及により、金継ぎに芸術的な価値が見出されるようになったといわれています。

 

修復のしかたで、良いものに味が出て更なる価値を見出す形になっていますね。やはり昔の人の考え方は、素晴らしいとしか言い様がありません。

 

それが、何百年・何千年と今の日本の技術にも生かされていると感じます。

 

 

鴨下知美さんの作品。

 

 

鴨下知美さんは、「金継ぎ」の技法の作品の他、「呼び継ぎ」といった技法を使い作品も作っております。

 

「呼び継ぎ」とは、金継ぎの技法の一つで、割れた器の破片が足りない場合に、他器の破片を利用して埋める技法です。

 

全く違う他器の柄を使うと異なったイメージで斬新な印象を与え、別の作品として観る事が出来ます。

 

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鴨下知美さんの個展。

   引用:https://rittau.jimdofree.com/

 

鴨下知美さんは、2003年に銀座ギャラリーで初個展を開いてからは毎年個展を開催してます。

2007年 阿佐ヶ谷contextにて「リッタイとウツワ展」を毎年開催。

2013年 ニューヨークHamey&sons「茶の湯展」

2014年 パリEspace japon「Kun 金継ぎ展」出展。

2014年 ニューヨークGlobus Washitsu「color of japan.color havest」個展開催。

2016年 ニューヨークRonin gallery「Contemporary talents of japan」出展。

2017年 ニューヨークSetsugekka East village「UTSUWA and KINTSUGI」個展開催。

2018年   India Vana 個展&ワークショップ「Kintsgi in Himalayas」開催。

2019年 San Francisco,Sonoma,Los Angeles「Kintsgi Workshop」開催。

 

日本からヨーロッパ・アメリカなど世界各国で「鴨下知美」さんの作品を披露しております。

 

 

練り込み陶芸の作品も綺麗!

 

 

鴨下知美さんの作品販売。

 

日々の生活で使いやすい器であったり、引き込まれるような色を持った器を目指している「鴨下知美」さん。鑑賞する作品ではなく実際に使われる作品として作られている事が非常に感じます。

 

花絞皿 ¥4,000 税込 花絞箸置き 各 ¥2,500~¥3,000 税込 平小鉢 ¥4,800 税込 懐紙皿 ¥4,000 税込

 

右上 片口 ¥25,920 税込

 

懐紙皿 各 ¥4,000 税込

引用:http://cieldesign.co.jp/archives/5608

 

高いと思うのか?安いと思うのかは、個人個人の感性や懐事情です。それ以前に「鴨下知美」さんの素晴らしい作品に値段は付けられないのではないでしょうか。

 

いかがだったでしょうか。

 

日本の伝統技法でもあり、伝統工芸にもなる「金継ぎ」その修復技法を新たな現代アートとして美しい作品にしてしまう「鴨下知美」さん。

 

海外での人気も高い日本の伝統工芸として、今後も新たな感性で作り続けて欲しいと思います。

 

最後までお付き合い頂きありがとうございます。

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