こんにちはSMOKERです。
世界各国に必ずある「土」。
都市部では「土」に触れる事が少なくなったように感じます。
自然の恵みや私達の食料にも密接・そして生物が生きていく上で・地球の環境としても必ず必要な「土」ではありますが、普段の生活で家庭菜園や農家をしていなければ、余り気にすることがない存在になっていないでしょうか。
あらゆる生物に恵みをもたらしてくれている「土」は、もっと大切にしなければならないのではないでしょうか!
また、研究によると「土」は地球にしかない存在なのだそうです。それならば尚更の事ですよね!
その「土」の大切さに気付き、日々研究されている「藤井一至(ふじいかずみち)」さんがおられます。
では、「藤井一至」さんとはどんな方なんでしょうか?
藤井一至さんの人物像。
【新館15周年記念】
11/7(土)富山県出身の土壌学者 #藤井一至 先生の講演会 「富山の土はいい土か」を開催しました
土は地球にしかないこと、身近な土のふしぎさに一同驚き引き込まれました。富山の土の豊かさ、世界では岩手県一つ分の土壌が失われる現実も知りました。土を知ろう#土ってなあに pic.twitter.com/guWYr18Nek
— 魚津市立図書館📘 (@Uozu_library) November 8, 2020
1981年富山県出身。 39歳(令和3年1月現在)。
学歴:京都大学農学部卒業。
京都大学大学院 農学部 修士課程終了。
京都大学大学院 農学部 博士課程終了。
農家の長男として生まれた「藤井一至」さんではありますが、畑仕事を手伝う事をあまりしなかったといいます。
少年時代は卓球部と将棋部をハシゴするような、インドアな日々を送っていたそうです。
しかし、大学に進学した頃から「食料危機」の問題に関心を持つようになり、農業を学ぼうと考え、重要なのは「土」という事を知り、土壌学を研究するようになったといいます。
穀物や植物を作る時の土へこだわりは、誰しも知っている事ではありますが、「土」だけを追求していく「藤井一至」さんの観点がおもしろいですよね。
「土」を研究するようになってからは、スコップ片手にカナダ極北の永久凍土からインドネシアの熱帯雨林まで、世界各地、日本の津々浦々を飛び回り、土の成り立ちや持続的な利用法を研究しているそうです。
また、世界の人達によっての「土」への認識に対して面白いお話もあります。
日本人が、思い描く「土」の色は、ほとんどの方は茶色と答えるのではないでしょうか?
しかし、国や地域によって子供達の描く「土」の色は違うのだそうです。
アフリカでは赤で「土」の色を描き、ノルウェーでは「土」の色を白で塗るそうです。アフリカの土が赤いのは何となく想像できますが、ノルウェーの土が雪でもないのに白いとは、驚かされました。
白くなる理由は、落ち葉から滲み出たクエン酸やフルボ酸による酸性物質により、土の表面が白く見えるのだそうです。
世界の「土」を見渡している「藤井一至」さんのお話しには興味が尽きないはずです。
藤井一至さんの経歴。
2010年8月~2014年8月 日本土壌肥料学会 土壌物理部門副部門長。
2013年4月~2015年3月 日本ペドロジー学会 会計監査。
2013年4月~2016年3月 日本生態学会 英語口頭発表部会 企画委員(Ecosystem Ecology)。
2014年~2015年 FAO Global Soil Partnership (Pillar 5) 計画策定メンバー。
2015年2月~2017年3月 日本土壌肥料学会誌 編集委員。
2015年4月~2018年3月 ペドロジスト誌 編集委員。
2016年4月~2017年3月 日本土壌肥料学会誌 副編集委員長。
2018年4月~2019年3月 日本ペドロジー学会 会計監査。
2020年4月~ 生環境構築史 編集会議メンバー。
2020年4月~ ペドロジー学会 評議員。
園芸と土の関係。奇跡のコスモス!
藤井一至さんの研究。
〜THE IMPRESSIVE WORDS〜
「世界の全部の土って12種類ぐらいまで単純化できるっていう話があります。それを日本で探そうと思ったら、残念ながら日本にはそのうちの主に3種類しかなくて」
(土の研究者、森林総合研究所の主任研究員 #藤井一至 さん)#小尾渚沙 #bayfm pic.twitter.com/vkHX6VfOiK
— bayfm THE FLINTSTONE (@bayfmflintstone) December 7, 2020
1.湿潤アジア地域における土壌酸性化の主要メカニズムの解明。
2.自然現象としての土壌酸性化プロセスの解明。
3.土壌有機物の分解・蓄積速度及びメカニズムの解明。
4.酸性土壌への植物の適応機構の解明、有機酸の機能。
私たち素人には、難しい研究内容ではありますが、間違いなく先(未来)に有益な研究である事でしょう。
ドラえもんの道具のような、植えたらすぐに実がなる「土」などあったりしたら良いなぁ〜と思ってしまう幼稚な私ではありますが、いずれは研究により出来るかもしれないですよね!
地球上の「土」は大きく12種類に分けられるそうで、「藤井一至」さんは、愛用のスコップで、12種類全て調査を行ったといいます。
土壌学者でも、12種類全ての土を研究する人はすくないそうで、「藤井一至」さんの「土」に対する探究心は、ものすごい事が伺えます。
「土壌学研究のグランドスラム」達成と言っているそうです。
藤井一至さんの本。
読書の秋にお薦めしたい『土 地球最後のナゾ』(藤井一至著)。
知っているようで実はわかっていない土の魅力に触れてみてください🌵#読書の秋 #本が好き #本好きが選ぶ最強タイトル pic.twitter.com/9GzdjHREWO
— 光文社 宣伝部 (@kobunsha_promo) October 27, 2020
土の話は地味かもしれませんが、見て、聞いて、触れてみると、とても面白さがあるかと思います。
幼少期に本気で土いじりをしていた時のあの気持ちが蘇るようです。
やはり生き物は土に還るとよく言いますが、何か通ずるものがあるのでしょうね。
いかがだったでしょうか。
田舎暮らしの時には、もっと生活の中に「土」というものを身近に感じていましたが、今の都会暮らしとなると「土」に対する意識が薄れたように思います。
それを思い起こさせる「藤井一至」さんの「土」の大切さや、「土」に対するこれからの在り方など非常に勉強になりました。
地球と切っても切れない関係の「土」の大切さをこれからの未来の生命のために、子供達にももっと伝えなければと感じます?
今後も「藤井一至」さんの著書や研究成果を見届けて行きたいと思います。
最後までお付き合い頂きありがとうございます。
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